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モラルハラスメントとは?あなたは本当は悪くない!
最近、三船美佳さんや米倉涼子さんなどの芸能人が夫からモラルハラスメントを受けたということで、話題になっています。そのため、「モラルハラスメント」という言葉が注目されるようになりました。
「モラルハラスメント」とは一体何か?と調べていくうちに、私自身も義理の母、姑さんからモラルハラスメントを受けていたのではないかと思い当たりました。
「モラルハラスメント」は夫から妻に対するものだけでなく、社会一般的に広く行われているものではないでしょうか。
「モラルハラスメント」は暴力と違い、相手を精神的に傷つける「心の殺人」とまで言われています。
隠れていて目に見えないものであり、巧妙に仕組まれた罠は、被害者自身も気づきません。
もし、私もモラルハラスメントを受けているかも?と思い当たる節があれば、この記事を参考にして、一刻も早くモラルハラスメントの環から抜け出してください。
もう一度繰り返しますが、「モラルハラスメント」は夫婦間だけで起こるものではありません。私のように、姑-婿の関係でもモラルハラスメントは起こります。
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・モラルハラスメントとは?あなたは本当は悪くない!
・モラルハラスメントの加害者の心理
・モラルハラスメントを受けてしまった時の対策
ハラスメントとはなにか?
そもそも「ハラスメント」とは一体なんでしょうか?
ハラスメントとは、「いじめ」「いやがさせ」のことで、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることを指します。
ハラスメントは、セクハラ、パワハラと色んな言葉と一緒に使われます。
また、ハラスメントにつきものなのは、必ず「強いものから弱い者へ」です。
ハラスメントとは、まさに「弱い者いじめ」に他ならないのです。
強いものが権力を振りかざし、弱い者いじめをすると、例えば職場では、自分の職を失ったり、不本意な仕事をさせられたりします。
セクハラ、パワハラが社会的に非難を浴びるのは、まさに権力がからむからであって、卑劣な行為です。
モラルハラスメントも同様です。
夫婦間のモラルハラスメントは、加害者の夫から被害者の妻に対する暴力と言った構図が多いです。
また、私のように、姑から婿、姑から嫁といった構図もあるでしょう。
セクハラ、パワハラと同様、「弱い者いじめ」であり、同じように社会的制裁を加えられるべきものだと考えています。
そのため被害者は、どんなことがあっても100%悪くなく、加害者に100%の過失があります。
それでは、モラルハラスメントとは一体、何でしょうか。もう少し詳しく解説していきたいと思います。
モラルハラスメントとはなにか?
「モラルハラスメント」の「モラル」とは、「精神的な」「心理的な」という意味を指します。
フランスの精神科医、マリー=フランス・イルゴイエンヌが提唱した言葉で、著書の『モラル・ハラスメント—人を傷つけずにはいられない』は、モラルハラスメントの教科書として日本でも出版されています。
「モラルハラスメント」は加害者が相手を精神的に痛めつけ、心理的な傷を負わせる行為です。
イルゴイエンヌは、「肉体的な暴力以上に人を傷つけるもので、犯罪である」と述べています。
また、「精神的な殺人である」とも言っています。
それでは、モラルハラスメントの実態を見ていきたいと思います。
モラルハラスメントの実態
モラルハラスメントは、一体どのような物でしょうか。
また、モラルハラスメントの加害者と被害者の特徴を紹介します。
モラル・ハラスメントの加害者の特徴は次の通りです。
・誰かが楽しんでいるのを見ると、それがたとえ自分の子供であっても、その楽しみを妨害しようとする。
・絶えず誰かの悪口を言っている。
・自分が持っていないものを持っている人物を見ると、相手を破壊し、おとしめようとする。
・「羨望」が加害者の原動力である。
・加害者は道徳家のように振る舞うことが多い。
・ひとつひとつを取ってみればとりたてて問題にするほどのことではないと思えるようなささいな事柄・やり方により、被害者の考えや行動を支配・制御しようとする。
・加害者は被害者に罪悪感を与え、周囲には被害者が悪いと思わせようとする。
一方、被害者となるのは、次のような特長を持っています。
・几帳面で秩序を愛する。
・対者への配慮を働かせ、責任感が強い。
・自分が悪いのではと罪悪感を持ちやすい。
モラルハラスメントの加害者は、正直で真面目な被害者を、精神的に追い込むことで「私が悪いんだ」と罪悪感を持たせ、精神的に追い詰めていくものです。
そのため、これがモラルハラスメントと分かるのは、時間がかかってからということが多いです。
また、加害者も自分のしていることに周りに気づかれずに、被害者を傷つけていきます。
被害者の方は、自分がモラルハラスメントを受けていると気づいたら、できるだけ早く、モラルハラスメントの輪から抜け出ることが必要です。
モラルハラスメントからの脱出
自分がモラルハラスメントを受けていると感じたら、一刻も早く、悪しき循環を立ちましょう。
モラルハラスメントから脱出は次の手段があります。
1 自己肯定
被害者は、こうした言葉の暴力を受けているのは、「自分に行いが悪いから」と考えがちです。
しかし、どんな人間にも、人格を傷つける権利はありません。
あなたは、あなた自身の人格を守る権利があります。
また、前述したとおり、ハラスメントは「弱い者いじめ」です。
モラルハラスメントは、加害者が100%悪い
という強い気持ちを持って、それに耐えた自分を褒めて、抵抗するエネルギーを養いましょう。
2 モラルハラスメントから脱出する。
加害者と向き合ったところで、改善される望みは薄いです。
なぜなら、モラルハラスメントは、加害者の幼児体験など深層心理の中で長年培ってきた心の闇です。
そのため、話せば解決できるという問題でもありません。
夫婦間では離婚を
職場間では離職など、モラルハラスメントの輪から抜け出ることが必要です。
連絡を取らない手段をとるなど、あなた自身を守ってください。
モラルハラスメントとは? まとめ
最近話題になっているモラルハラスメントについて、まとめてみました。
モラルハラスメントは、夫婦間だけの問題だけでないと思います。
私自身も、姑さんから、モラルハラスメントを受けていました。
最初は、「言われるのは私が悪いんだ」と考えていましたが、良く良く考えると理不尽なことが大変多いです。
また、話の内容も支離滅裂です。
加害者の人間は、「あなたのことを考えて言っている」など言っていますが、最終的には、自分を構ってほしいというのが根底にあるようです。
私は、自分の姑と連絡を取るのをやめました。また、これからも必要以上に連絡をすることもないでしょう。
その他にも、このようなモラルハラスメントに悩んでいる方はたくさんいらっしゃるかと思います。
モラルハラスメントは、被害者ですら気づかない場合が大変多いです。
ハラスメントは、基本的に「弱い者いじめ」であること。
被害者は100%悪いところはないと、自己肯定をすることが大切だと思います。
できるだけ早く、ハラスメントから抜け出して、自分自身の幸せを掴んで下さい。
モラルハラスメントについては、これからも掲載していきたいと思います。